高配当株投資でありがちな失敗7選
始めた後に資産が伸びない人の共通点とは?
高配当株投資は、配当金をもらいながら資産形成ができる人気の投資方法です。特に日本では、安定配当の企業も多く、長期投資との相性も良いと言われています。
しかし実際には、
「高配当株を買っているのに資産が増えない」
「配当はあるけどトータルでは損している」
というケースも少なくありません。
そこでこの記事では、高配当株投資でよくある失敗7選を解説します。すでに投資を始めている人ほど当てはまりやすいポイントなので、ぜひチェックしてみてください。
① 利回りだけで銘柄を選ぶ
高配当株投資で一番多い失敗がこれです。
配当利回りが高い=良い銘柄
と思ってしまうことです。
例えば
-
配当利回り6%
-
配当利回り7%
などの銘柄は魅力的に見えます。しかし、利回りが高い理由は次の2つしかありません。
-
配当が多い
-
株価が下がっている
問題は ②のケース です。
業績悪化で株価が下がり、結果的に利回りが高くなっているだけの銘柄も多くあります。こうした銘柄は将来的に減配するリスクが高いです。
対策
-
利回りだけでなく業績を見る
-
配当性向を確認する
-
過去の配当履歴を見る
② 分散投資をしていない
高配当株投資では、特定の業種に偏る人が多いです。
よくある例
-
銀行株ばかり
-
商社株ばかり
-
通信株ばかり
例えば、日本の高配当株として有名なのが
-
日本電信電話(9432)
-
三菱商事(8058)
-
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
ですが、同じ業種ばかり持つと業界全体が不調になった時に配当が一気に減る可能性があります。
理想の分散
-
通信
-
商社
-
金融
-
インフラ
-
エネルギー
など、複数の業種に分けることが重要です。
③ 減配リスクを確認していない
高配当株投資で重要なのは、
**「今の配当」ではなく「将来の配当」**です。
特にチェックすべきなのは
-
配当性向
-
フリーキャッシュフロー
-
過去の減配歴
例えば、配当性向が 90%を超える企業 は、少し業績が悪化すると減配する可能性があります。
高配当株は配当が続くことが最も大切です。
④ 権利確定日だけを狙って買う
「権利確定日前に買えば配当がもらえる」
これは間違いではありませんが、注意が必要です。
理由は 権利落ち日 です。
権利確定日を過ぎると、多くの銘柄は配当分だけ株価が下がる傾向があります。
つまり
-
配当:3万円
-
株価下落:3万円
となる場合もあり、短期狙いでは意味がないことも多いです。
高配当株は基本的に
長期保有で配当を積み上げる投資
として考えるのが重要です。
⑤ NISAを活用していない
高配当株投資では税金の影響が大きいです。
日本株の配当には通常
約20%の税金
がかかります。
しかし、新NISAを使えば、配当金が非課税になります。
例えば
年間配当20万円の場合
| 口座 | 手取り |
|---|---|
| 特定口座 | 約16万円 |
| NISA | 20万円 |
長期になるほど差が大きくなります。
⑥ 売るルールを決めていない
高配当株投資では
-
長期保有
-
配当目的
という理由で、悪い銘柄を持ち続けてしまう人が多いです。
例えば
-
業績悪化
-
減配
-
ビジネスモデル崩壊
こうした場合でも「配当があるから」と保有し続けると、株価が大きく下がることもあります。
おすすめなのは売却ルールを決めておくことです。
例
-
減配したら売る
-
業績が2期連続悪化したら売る
-
投資ストーリーが崩れたら売る
⑦ 配当金を使ってしまう
高配当株投資で資産が増える人は、配当を再投資しています。
例えば
年間配当:10万円
これを
-
使う → 配当は増えない
-
再投資 → 来年の配当が増える
この差は長期で非常に大きくなります。
配当再投資は資産形成の加速装置です。
まとめ
高配当株投資で多い失敗は次の7つです。
-
利回りだけで銘柄を選ぶ
-
分散投資をしていない
-
減配リスクを確認していない
-
権利確定日だけを狙う
-
NISAを使っていない
-
売却ルールがない
-
配当金を再投資していない
高配当株投資は、銘柄選びとルール作りで結果が大きく変わります。
配当利回りだけに注目するのではなく、
-
業績
-
配当の安定性
-
分散
-
再投資
を意識すると、長期で配当金を増やしやすくなります。