高配当株のリスク5選|初心者が知っておくべき失敗しないための注意点
はじめに
「高配当株は配当金がもらえるから安心」
そんなイメージを持っていませんか?
確かに高配当株は、保有しているだけで定期的に配当金を受け取れる魅力的な投資方法です。しかし、高配当株にも当然リスクがあります。
リスクを知らずに投資すると、
- 株価が大きく下落した
- 配当金が減った
- 思ったより利益が出なかった
という失敗につながることもあります。
しかし、事前にリスクを理解し、対策を知っておけば過度に怖がる必要はありません。
この記事では、高配当株投資を始める前に知っておきたい5つのリスクと、その対策を初心者向けにわかりやすく解説します。
高配当株とは?
高配当株とは、一般的に配当利回りが市場平均より高い株式のことです。
企業の利益の一部を株主へ配当金として還元しており、
- 定期収入を得られる
- 老後資金作りに向いている
- 長期投資と相性が良い
などの理由から人気があります。
ただし、「配当が高い=安全」ではありません。
ここからは高配当株の代表的なリスクを見ていきましょう。
リスク① 株価が下落する
高配当株でも株価は普通に下がります。
例えば100万円分購入し、
年間4万円の配当金を受け取っても、
株価が20万円下落すれば資産は大きく減ります。
株価は
- 景気悪化
- 金利上昇
- 業績悪化
- 世界情勢
など様々な理由で変動します。
対策
- 短期売買をしない
- 長期保有を前提にする
- 分散投資する
株価の上下に一喜一憂しないことが重要です。
リスク② 減配・無配になる可能性
高配当株最大のリスクが減配です。
減配とは
配当金が少なくなること。
さらに悪化すると
無配
つまり配当金がゼロになります。
例えば
年間配当100円
↓
業績悪化
↓
年間50円
このように半分になるケースもあります。
すると
- 配当金が減る
- 株価も下がる
というダブルパンチになることもあります。
対策
減配が少ない企業を選びましょう。
確認したいポイント
- 配当性向
- 利益推移
- 増配実績
- 財務の健全性
リスク③ 高配当だから安心とは限らない
利回りが高いほど魅力的に見えます。
しかし、
利回り8〜10%以上は注意が必要です。
例えば
株価3,000円
↓
業績悪化
↓
株価1,500円
配当が変わらなければ
利回りは2倍になります。
つまり
高利回りになった理由が株価急落
というケースも少なくありません。
初心者ほど
「利回りだけ」
で判断してしまいがちです。
対策
利回りだけではなく
- 業績
- 配当性向
- 売上
- 利益
も確認しましょう。
リスク④ 配当金には税金がかかる
高配当株の配当金には通常、
約20.315%の税金がかかります。
例えば
年間10万円の配当金でも
実際に受け取る金額は約8万円になります。
意外と知られていません。
ただし、
新NISAの成長投資枠で保有した日本株の配当金を株式数比例配分方式で受け取る場合は、配当金が非課税になります。
対策
- 新NISAを活用する
- 配当金の受取方法を確認する
税金も投資成績に影響します。
リスク⑤ 値上がり益が少ない場合がある
高配当企業は成熟企業が多いため、
急成長する企業より株価の伸びが緩やかなことがあります。
例えば
- 通信会社
- 銀行
- 商社
- 電力会社
などは配当は魅力的ですが、
グロース株のように何倍にも成長するケースは多くありません。
そのため、
資産を大きく増やしたい人には物足りない場合があります。
対策
資産形成初期は
・インデックス投資
と組み合わせるのもおすすめです。
高配当株のリスクを減らす5つの方法
① 分散投資する
1社だけに集中投資すると、
減配した時の影響が大きくなります。
業種を分散しましょう。
例
- 商社
- 通信
- 銀行
- 食品
- インフラ
など。
② 長期投資を前提にする
高配当株は短期売買より
長期保有向きです。
配当金を積み重ねることで、
資産形成しやすくなります。
③ 財務が健全な企業を選ぶ
見るポイント
- 自己資本比率
- 営業利益
- フリーキャッシュフロー
- 配当性向
これらが安定している企業は安心感があります。
④ 増配実績を見る
毎年増配している企業は
株主還元に積極的です。
長期投資との相性も抜群です。
⑤ 利回りだけで選ばない
初心者は
「利回り5%以上!」
だけで選びがちです。
しかし
本当に見るべきなのは
企業の安定性です。
高配当株はリスクがあっても人気な理由
リスクがあるにもかかわらず、
高配当株は多くの投資家に支持されています。
理由は
- 配当金という定期収入が得られる
- 暴落時も配当が精神的な支えになる
- 老後資金を作りやすい
- NISAと相性が良い
- 長期保有で資産形成できる
短期で大きく稼ぐ投資ではありませんが、
コツコツ資産を増やしたい人には向いています。
高配当株が向いている人
次のような人には高配当株がおすすめです。
- 配当金を毎年受け取りたい
- 老後資金を準備したい
- 長期投資を考えている
- 値動きだけに振り回されたくない
- NISAを活用したい
高配当株が向いていない人
逆に、
次のような人は慎重に検討しましょう。
- 短期間で資産を増やしたい
- 値上がり益を重視したい
- 毎日の株価変動が気になる
- リスクを一切取りたくない
投資目的に応じて選ぶことが大切です。
よくある質問(FAQ)
Q. 高配当株は安全ですか?
安全とは言えません。
株価下落や減配などのリスクがあります。
Q. 高配当株は暴落時でも持ち続けるべきですか?
企業の業績や財務に問題がなければ、長期保有を前提とする投資家も多いです。
Q. 高配当株だけで資産運用してもいいですか?
高配当株だけに集中するよりも、インデックス投資などと組み合わせて分散投資する方法がおすすめです。
Q. 初心者でも高配当株投資はできますか?
できます。
ただし、配当利回りだけで選ばず、企業の業績や配当性向なども確認することが大切です。
まとめ
高配当株は配当金が魅力的な投資ですが、次の5つのリスクがあります。
- 株価が下落する
- 減配・無配になる可能性がある
- 高利回りに惑わされる危険がある
- 配当金には税金がかかる(※NISAでは条件を満たせば非課税)
- 値上がり益が少ない場合がある
これらのリスクを理解した上で、
- 分散投資
- 長期保有
- 財務が健全な企業選び
- 配当性向の確認
- 利回りだけで判断しない
といったポイントを意識すれば、高配当株投資で失敗する可能性を大きく減らせます。
高配当株は「すぐに大きく儲ける投資」ではなく、配当金を積み重ねながら資産形成を目指す長期投資として取り組むのがおすすめです。
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